山本太郎参議院議員が秋の園遊会にて「天皇陛下に手紙を渡す」という行為を行い物議を醸しだしています。
山本議員は「脱原発」を掲げ、先の参議院選に勝利しました。
当選後の行動も過激なものが多く、常に注目を浴びる国会議員の一人になっています。
私個人的にも、山本議員の過激な行動は世間を騒がせることは多いものの「数多い議員の中に、これだけ極端な主張を持っている議員がいてもいいじゃないか?党の客寄せパンダのように出馬し、6年間何もせずに税金を食む最低な議員もいるんだから」 と思っていました。
しかし今回の行動は、さすがに首をかしげます。
この行動は、まるで「上」と書いた手紙を竹の枝に挟み大名行列に直訴する風景に見えます。
しかし今と昔では時代背景が違います。
その手紙の中身が何かは分かりませんが、もし原発や伊豆大島に関して「直訴」の内容や「現状を憂いた」内容であれば、天皇陛下はすでに憂いておるはずですし、また影響力がありながらも現日本国憲法化では何をすることもできません。
国会議員である山本議員の方が、現憲法下では具体的な行動を起こす事が可能な存在なはずです。
その現状を分かっているのでしょうか?
それを分かったうえでやっているのであったら、天皇陛下を利用したただのパフォーマンスであり、議員としては当然、人としても失礼極まりない断じて許される行為ではありません。
国会議員である以上、すべての議員が統一化された意見を持つべきだとは思いませんが、国会議員として少なからず国民の負託を得た身分であれば「最低限の見識」くらいは持っていただきたいものです。