「捨印」というのを聞いたことのある方も多いと思います。
たとえばクレジットカードを作るときなどに「捨て印」の欄がありますよね?
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ご存知ですか?
捨て印と言うのは簡単に押しているようで、本当はかなり強力な意味を持っていることを。
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本来、重要書類に記載したとき、訂正するたびに「訂正印」というものを押し、訂正をするのですが、そうであったら書類の行ったりきたりなど、時間も手間もかかってしょうがありません。
そこでこの「捨て印」というものを欄外に押すと「訂正がありましたら、そちらで直してもらって構いません」という意味になります。
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もちろん軽微なものがほとんどですが、この訂正についての限度は明確に決められていません。
たとえば「金利10%」という書類にサインし捨て印を押す。
その後「金利30%」と書き直されていても、捨て印がある限り認められてしまうわけです。
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ご存じない方も多いかと思いますが、ものすごく強力な印鑑だということですね。
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もちろん「捨て印」はよほど信用の置ける方にしか押すわけにはいきません。
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忘れないでください。