昨日、南鳥島近郊の日本の「排他的経済的水域」において、大量のレアアースを含んだ土が採取された、というニュースを見ました。
日本の年間使用量の250年分と言われていた予想を覆して、さらにそれ以上の埋蔵量、そして高濃度だと言う事も加えて報道されました。
これはかなり素晴らしいニュースだと思います。
現在、日本はエネルギー危機に陥っています。
原発の稼働がなく、実質火力発電や水力発電に頼らざるを得ず、その原料となる天然ガスなどは輸入に頼っています。
同じように天然ガスを輸入していたアメリカは自国内にシェールガスが発見され、近年中には天然ガスの輸出国になるのではないか?と言われてきました。
日本には残念ながらこのようなシェールガス的なものは見つかっていないらしいですが、それと共に次世代の資源として90%近くを中国に頼ってきた「レアアース」が自国内で生産できると、日本の輸入政策にもかなりの転換が見る事が出来ます。
現在レアアースは「電気自動車」や「スマートフォン」「LED電球」などに使われているらしいですが、電気自動車がもっと安価に手に入れられる事が出来たら普及も進むでしょう。
LEDも同様です。
ただ、現在はかなり水深の深い場所にあるようで、実質的に組み上げるのにはかなりの時間がかかり「採算性」の論議はこれからのようですが、どちらにしても日本の領海にこのような資源が埋蔵されているというのは朗報です。
できるだけ早く実用化ができるよう、期待しています。