雲南省などは中国の内陸部にありますので、なかなかゆっくりする機会もありませんでしたが、今回しっかり歩きましたので、その感想をひとつ。
昨年9月の日本人に対してのデモ行為があったので、それでも警戒しましたが街中は比較的穏やか。
「日本人ですか?」と聞かれた時は堂々と「日本人です」と答えましたが、さほど危険な目には会いませんでした。
やはり報道ほどの過熱は一時期のモノだったのかもしれません。
さて昆明ですが、中国政府は昨年ここに中国4番目の規模の国際空港を建てました。
長水国際空港です。
トップスリーは上海の浦東空港、北京の首都空港、広州の白雲空港です。
中国はこの空港を中国以南の南アジアへの拠点として考えているようです。
実際、貪欲な中国人経営者は賃金の安い南アジア諸国にどんどん流入し「買い付け」「買収」「会社設立」などを行っています。
インドやバングラデシュ、スリランカなどは実際日本人よりよっぽど中国人の方が根を下ろして経済活動をし、日本は一定の評価はされていますが、彼らの後塵を拝します。
昆明の空港から各国に飛びたつ飛行機を見ていると、それを強く感じます。
昆明市の市街は思ったよりも近代化され、機上からみると「摩天楼」とは言わないまでも大きなビルが乱立しています。
上記のように中国中央政府は内陸部に手を付け始めていますが、こういった都市を形成していくのを目標にしているのでしょう。
なかなか昆明市は回った事が無かったので、今回は良い機会でした。