ここ愛知県豊橋市および静岡県浜松市付近は久々の涼しさのある朝を迎えました。
昨日からの天候の不調によるものらしいですが、酷暑の中のインターバルとしては良い気温ではないでしょうか?
そして本日8月9日は長崎への原爆投下の日です。
ご存知の通り、人類の生んだ負の遺産、原爆は世界の歴史上「広島」「長崎」にしか落とされていません。
現在でも核兵器というのは世界でも限られた国しか保有していません。
深い議論があるとは思いますが、私個人的には核兵器というのは反対の立場です。
「核兵器保有の是非を問う」や「日本は核兵器を持つべきか?」の討論はぜひしていったらよいと思います。
平和主義者の中には「核兵器」という言葉だけでもアレルギーがあり、話し合いの壇上に乗せることでさえ・・・という人もいますか、過去の原爆被害、そして現在の核保有国の存在などを含めると、目をそらすべきではない現実問題だと考えています。
しかし、日本の核保有になると話は別です。
たしかに現在、核の保有国は巨大な発言力があります。
「核兵器を持たないと、話し合いのテーブルにもつけない」という話もありますが、私はこれには賛成しかねます。
現在は昔と違って、「情報」が世論を左右します。
核兵器は現在でも「使用する兵器ではなく、威嚇する兵器」となっているのはご存じのとおりです。
次に核兵器を使用する国は、情報化社会においてその非人道的な所業からかならず世界世論は背を向けます。
アメリカとイラクの間で起きたイラク戦争は、その10数年前に起きた「湾岸戦争」のように世界中が「アメリカ正義」「イラク悪」と認識したでしょうか?
同じ国での戦いなのに、はたしてアメリカは正義だったのか、と言われると「アメリカの正義」にそこまで信用がなかったと思います。
日本が世界の強国と渡り合うためには、「核兵器の保有」が絶対条件だと思いません。
世界の国々も「核兵器の保有が、核兵器からの最大の抑止力」という幼い幻想はやめるべきだと考えています。
現在の日進月歩から見える技術革新は、このようなときに使うべきです。
核保有国が自らゼロになるまで、核の削減をするはずがありません。
世界は「核兵器の無力化」をする「システム」「情報」「迎撃兵器」を全力で開発、保有する事に力を向けるべきです。
その為の軍事費増大なら、核兵器の開発への投資以上に世論の支持をうけるでしょう。
それが開発されれば、現在の核保有国は無駄ガネを軍事費に投入し続ける、ただの「裸の王様」になるはずです。