池上彰さんが書かれた「イスラム世界」を分かりやすく解説した本を読みました。
本当にこの方の本は入門書として分かりやすい。
イスラム教というと「同時多発テロ」の頃を境にして「イスラム原理主義者のイメージ」により「何か怖い」「恐ろしいモノ」というイメージが多いのですが、この本でだいぶそれが改善されました。
今日分かった事を少しまとめますと
①イスラム教は思ったほど戒律の厳しさはない
②ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は兄弟のような教え
これは大きいと思います。
②はまた今度解説するとして、まずは①なんですが、これに驚きました。
イメージとして「~は食べてはいけない」やら「お祈り」や「断食」などなど厳しいイメージがあるのですが・・・。
例えばお酒でも、個人の解釈にもよりますが「酔っぱらって神の存在を忘れなければ良いのではOKじゃない?」という解釈もあるようです。
「お祈り」にしても、例えば旅行中やそういったできないときは「しなくてもいいんじゃない、その分他の時にしっかり神に感謝すれば」というスタンス。
「断食」も妊婦や、子供、病気の時などは免除されるそうで、さらに意外なのは「断食の時期」は普通の時期より職食料の消費量が多くなるそうです。
断食はだいたい「日の出前から日没まで」なんですが、日が落ちるとみなさん競ってご飯を食べたり、とても賑やかなお祭りのような状態になるそうで、余計に食料を消費するそうです。
面白いですよね。