三敬鋼機㈱のある愛知県渥美半島沖で、海底からメタンハイドレードの抽出に成功したそうです。
脱原発のなか、エネルギー問題に直面している日本にとってかなりの朗報です。
現在、原発稼働台数が少なく、その発電を火力や水力によって賄っています。
その火力発電のボイラーを回すために、石油やガスなどが必要なのですが、この金額高騰に日本がまいってしまっている状態です。
アメリカは自国の地下から「シェールガス」の採掘に成功。
今後はガス輸出国になるのでは?と言われていますが日本はほとんどないとのこと。
その中で、この「メタンハイドレード」の抽出はかなりの朗報です。
各国が抱える領土問題ももちろん、漁業権など分かりやすいモノ以外にも、将来的なエネルギー確保のための「排他的経済水域」の確保があるのは間違いないです。
さて、その中で原発なのですが、人間のコントロール下に完全に抑えられる事が出来るのなら「夢のエネルギー」であるのは間違いないです。
しかし、今回の原発事故のように「何かあった時に取り返しのつかないもの」である場合、稼働させるべきものでないと思います。
しかし現在、自民党は「原発推進」に動いています。
理由は「代替エネルギー不足」と言われていますが、「一体どれだけ不足して」「値上げがあった場合、どのくらいまで値段が上がるのか」「それは電力会社の企業努力や、システムの円滑化の最大限の努力をして得た数値なのか」が分からないまま進んでいます。
市民はなんとなく「原発再稼働はしょうがない」という意識かもしれませんが、世界ではまだまだ原発をもっていない国のほうが多いのです。
もう少し、今後の原発政策は熟慮が必要な気がします。