皆さんは飛行機の滑走路に数字が書いてあるのを見た事はありますでしょうか?
またこの数字が何を意味しているのかご存知でしょうか?
実はこの数字は「滑走路番号」と呼ばれ、滑走路の方角を示しています。
真北から時計回りに「1/10づつ」割り振られています。
合計1から36まで。
真北は「0」でなく、「36」で表わされるそうです。
と言う事は真南向きの滑走路は「18」の数字が、真東は「9」、真西が「27」という番号ですね。
上の写真で見ると「27番滑走路」なので、この滑走路は真西向きの滑走路と言う事が分かります。
また滑走路には、逆向きにも数字が降られています。
「27番滑走路(真西)」の逆向きは「真東」なので、この滑走路の先には「09」という数字が振ってあるのでしょう。
さらに数字の下の「R」という文字。
これは文字通り「Right(右)」の頭文字「R」から来ていまして、2つの滑走路が並走しているときに着く数字です。
と言う事は、上記の写真の左側(Left)には、同じ角度でもう一本の滑走路が「27L」という数字で存在するという事ですね。
この1枚の写真でも、滑走路の向きや、並列している滑走路の数が分かります。
滑走路はさらに超重量な飛行機の機体を受け止めるため普通の道路に比べかたい表面を保っているそうです。
さらに高速走行にも耐えうるようにデコボコも極力なくしてあるそうです。
例えば飛行機が高速道路に緊急着陸した場合、乗客は機内で相当な揺れを感じると言う事です。
それほどデコボコが少ない、ハイテクニックが隠されていたんですね。
さらに雨天での着陸などで、ブレーキの効きが良くなるように垂直方向に幅および深さが6mmもの溝が付けてあるそうです。
これが滑走路全面に36mmごとについているらしく、滑走路に近付くとたくさんの線が並んでいるのが見られるようです。
さらにこの溝は「排水」の意味もあるそうで、この溝が無ければ安全な着陸ができないようです。
ちょっと気になって滑走路の事を調べるだけで、こんなにも「豆知識」が出てきました。
普段何気なく「道路」のように見ている滑走路も、いろいろな考えに基づいて作られた高性能道路だという事が分かりました。