先日、山口県の知的障害者施設にて「暴行」があったという内部告発を基に、そこで働いていたスタッフの一人を「暴行容疑で逮捕した」というニュースを見ました。
この事件は、逮捕前から隠しカメラの映像をテレビが頻繁に報道していたこともあり、関心を持ってみておりましたが、かなりショッキングな映像でした。
通われていた方の知的障害の程度は分かりませんが、見る限り「抵抗することが困難な通園者に対しての一方的な暴行」のように見えました。
現在、多くの家庭で「家族をどこかに預ける」という情況が出ております。
今回の知的障害者施設、また老人介護施設、病院、保育園および幼稚園、学校などです。
送りだす家族は慎重に期してその施設を選びますが、送った後は「信頼性」の元で待っているしかありません。
幼い子供や、知的障害者、また老人などは健康な大人にとっては「なかなか思うようにならない存在」ではあると思います。
家族故に「許され、許容できる」という存在であるのかもしれません。
毎日関わってくると、家族であったとしてもイライラしてしまう事は、全くないといったらうそになります。
ましてや、「無償の愛」を注げる家族以外の方が見るのが、上記各施設です。
しかし受け入れる施設は、「それをわかったうえで運営していく施設」であり、それを掲げた以上、しっかりと運営していってもらわなければいけません。
今回の騒動は、誰が見ても明らかに「暴行」
このような状況は、もしかしたら「氷山の一角」かもしれません。
しかし、今回の報道が大きかったゆえに、関連の施設でも「帯を締めた」というところも出てきたと思います。
我々送りだす家族からしてみれば、送りだした後も「家族を守るため、しっかりと動きを把握」しながら、同時に「信頼性」を築いていかないといけないと思わせた事件でした。