ブログ始まって以来の大きなブランクをあけてしまいました。
実は、おとといまで少しの時間ですが日本に帰国していたため、なかなかブログを書く時間が無かったのですが、再びダッカの地に降り立ち、ブログを再開させて頂きます。
数日の日本滞在でしたが、やはり日本は食事がおいしい。
私も海外ではいろいろなところに行きましたが、日本ほど食事のバラエティに富んだ国はないように思えます。
ハワイ在住にも憧れますが、実際のハワイ在住者は「日本が恋しい」と言われる事も多いので、やはり故郷の日本が一番なのでしょう。
さてバングラデシュですが、気温はすでに30°。
これから一番熱い季節が3月~5月と言われますので、気を引き締めたいところです。
気温の上昇と共に起こるのが「停電」
そろそろ我が家も1日3回の「1時間停電」に備えなければいけません。
バングラデシュは北海道の2倍に満たない面積にも関わらず、日本以上の1億6000万人の人口。
原発ももっていないこの国では、エアコン消費や灌漑ポンプなどの利用で、夏季の電気消費量は跳ね上がります。
それゆえ、最近は日本でもおなじみの「計画停電」はこの国では当然のように行われます。
ただし日本のように「いつ停電するか」を知らせてくれるわけではありません。
それが分かれば、その地域はあらかじめ「ご飯を炊く」「充電しておく」などの事前準備をしてしまうため、それを避けるためにも「突然停電」が起こります。
ただし、我が家の場合ですが、そのだいたいが時間をまたぐ時。
「8時になるとき」や「12時になるとき」など、短針が時間をまたぐ時間から1時間ほどです。
その間は我慢の子。
家によっては「ジェネレーター(小型発電機)」や「IPS(充電型発電機)」を使い、その時間に少しでも電気が使えるように工夫します。
それゆえに家を選ぶときには「発電装置の有無」がバングラデシュでは大きな指標になりますが、もちろんその分、家賃も高額。
我が家のビルは「発電装置なし」なのですが、さすがに今年は「IPS(充電型発電機)」を購入しました。
5万円近い買い物ですが、家賃が安いため、月割で考えるとこのほうがベターと考えました。
「ジェネレーター」の方が発電能力が高いのですが、ガソリン駆動のためどうしてもガソリンの補充が面倒になってしまいます。
発電量は下がりますが、「電気が通っているときに充電し、停電時には自動的に補助電気に切り替わるIPS」の方が便利であり、今後引っ越しした場合にも、何かしらのバックアップに重宝すると思います。
バングラデシュはこのように「停電への備え」というのが必要ですが、後進国にとっては「停電は日常茶飯事」
それぞれができる範囲で「節電」をし、工夫を凝らして生きています。
史上まれにみる原発事故を起こした日から未だ1年立たず、われわれ日本人は「節電への心がけ」が少なくなっています。
「のど元過ぎれば熱さを忘れる」のが人間の常ですが、早すぎるかもしれません。
それゆえに原発推進論者から「やっぱり原発は必要だ」という論議が出てしまうのだろうと思います。
日本人にかかわらず、「贅沢な暮しをした者が、生活水準を落とすのは不可能に近い」というのが身にしみる言葉ですね。