日本の家電メーカーの苦戦が続いているようです。
シャープしかり、パナソニックしかり、ソニーしかりです。
やはりこれは海外での白物家電の販売不調なのも原因の一つでしょう。
たとえば中国でも「ハイアール」という企業が数年前にでき、「安かろう、悪かろう」から「安いけど、そこそこ」というクオリティの商品を出しています。
韓国のサムソンもそう。
日本の家電製品のクオリティ、そして信頼性は今でも世界中で通用します(携帯電話は除く)。
たとえば現在の大手の消費市場であるアジアでも「日本の商品は素晴らしい」と口をそろえて言います。
しかし庶民には「高値の花」なのです。
他の国の商品と比べあまりにも高い。
やはりまだまだ貧しいアジア諸国においては「日本の家電が欲しいけど、そこまで払えないから韓国や中国製で」という声を非常に聞きます。
韓国や中国は、その需要を察知して「最大限削れるところは削り、販売価格を下げる」という方法を取っています。
機能を追求するより、価格を追求したわけです。
そして例えば中国以後の大手市場であるインドやバングラデシュなどでは韓国製や中国製の白物家電が大きく供給しています。
私が住んでいるバングラデシュは確かに最貧国であり、なかなか採算が取れない国なのかもしれませんが人口は日本を超える1億6千万ほど。
日本の家電業界が無視してしまうのがもったいないほどの市場規模ですが、韓国中国製にやられています。
中古市場でもそう。
「日本製」というだけで中古市場でも高い値段です。
これは「高い印象」が寝ずいてしまっているのでしょう。
これから日本の電機メーカーは経営体質改善を図り、もう一度立て直しすると言っています。
頑張れ日本!と応援したいです。