長時間の飛行機の移動の中、泣き叫ぶ赤ちゃんの泣き声に苦しまれる方も多いと思います。
もちろん赤ちゃん自身は気圧の変化による耳の痛みや、継続的に聞こえる飛行機のエンジン音などかなりのストレスなので言うまでもありません。
親としてもなかなか泣きやまないお子さんに苦労した方も多いかもしれません。
個人的には、赤ちゃんが泣く事はしょうが無いので、その事でアタフタしているご両親を見ると「苦労しているだろうなぁ」と思いながら、気にしないように心がけているのですが、特に外国での渡航の中では、すごい形相で親に詰め寄る方も。
あるアメリカの若い夫婦も同じような経験をするだろうと、心配をしたのだろうと思います。
サンフランシスコからワシントンDCまでの飛行機搭乗後に乗客全員に「飴」と「簡単な手紙」を配って回り、それをもらった乗客の一人がネット上に公開し、話題になったらしいです。
この手紙にはこう書いてあります。
「Hello.?? 僕たちは今日が最初のフライトになる生後14か月の双子の男の子です。
なるべくお行儀良くしていますが、恐さや耳の痛みから少し取り乱すかもしれない事がある事を先に謝っておきます。
僕たちのママとパパ(別名 「携帯型ミルクマシン」と「おしめ変え係」)は、耳栓を用意しています。
もし必要な方がいれば、私たちは全員 20E と 20F の席に座っています。
みなさん、良いフライトを。。。」
最初は飛行機のサービスなのかと思った乗客たちも、このご両親の気遣いに心が和んだようで、またご両親も飛行中賢明な努力で双子の赤ちゃんの面倒をみたところ、さほど大きな問題もなく目的地に到着したようです。
のちにこれをインターネット上で見たメディアが、このご両親に取材した所、ご両親は生まれた赤ちゃんを祖父母に見せたく飛行機の搭乗を決めました。
しかしながら両親は、飛行機の中の赤ちゃんの泣き声が迷惑かけるのではないかとずっと心配し、前日まで奥さんはこの飴などの準備に取り掛かっていたそうです。
「もう、飛行機はこりごりだわ」と奥さんは言っていたそうです。
すぐに離れられる屋外と違い、飛行機は密閉された空間の中で長時間耐えなければいけません。
赤ちゃんの泣き声に耐えなければいけない乗客と共に、両親もこのように気苦労している方もいます。
またこのような赤ちゃんのケース以外でも、いろいろなケースが考え得ます。
こういう時には、おたがいの気持ちを理解しながら、行動できる大人になりたいものです。