3Dテレビは「買い」じゃない。

20100601k0000m020105000p_size5世の中では「3D元年」と言われています。

映画「アバター」でもおなじみになった3D技術が映画業界を潤し、さらにはテレビ業界も続々と名乗りを上げています。

私もご多分にもれず「アバター」を見てきました。

一昔前の「赤色と青色のメガネ」をかけるわけでなく、普通のサングラスのようなメガネで立体映像が楽しめました。

映画会社では一時レンタル市場に押され、なかなか映画館に足を運ばない事が懸念されていましたが、この3D映画の登場で業績も好調らしく、映画会社も力を入れているそうです。

テレビ業界でも、最近は家電量販店に3Dメガネが常設され、3Dテレビの宣伝がされていますが、これについては一言もうしたいのです。

映画は確かに良いのですが、テレビの3Dはメガネが必要となると、なかなか普及しないのでは・・・?

と思っています。

たとえば台所で家事をしながらテレビを見る主婦。

メガネが家族全員分持っていない家庭。

お客さんが訪問してきたとき。

どうもメガネが障害になるような気がします。

ここは3Dではなく、立体映像はどうなんでしょうか?

多方向から映像が発信され、浮き上がって見える技術。

これこそ、我々が求めていた未来の映像ではないでしょうか?

もしこの技術が開発されたら、今の3Dテレビは「VHSビデオ→レーザーディスク→DVD」の流れのような、かつてのレーザーディスクのような運命をたどるのではないでしょうか?

まだまだ3Dテレビ、「買い」じゃなさそうです。