2023年10月17日
昨今、AI(人工知能)の活用が広がっています。
Google 検索する際も、AIによって要約された項目が出てくるようになってきました。
かつてAIは「人類をやがて脅かすもの」として劇画化されたりしており、映画ターミネーターなどでも「AIの反乱」が取り上げられたこともあります。
しかしそのような未来は、まだまだ先かと思っていましたが、最近のAI技術の進歩は目を見張るものがあります。
先日、三敬鋼機㈱が立地する愛知県が産んだ天才棋士、藤井九段が「八冠」を達成したニュースをみました。
現存するすべての将棋タイトルを独占するというとんでもない快挙です。
そのニュース報道を見た時に、思いましたがすでに将棋の世界では「AIによる勝利確率」が対戦映像の上部に表示されており、また「次の最善手」も画面の右側に表れていました。
「将棋プロがコンピューター負けた」というニュースを昔見た覚えがあり、個人的に「プロがコンピューターに負けるなんて、情けないな」と子供心に思った記憶がありますが、調べてみると昨今のAI技術の上では「すでに人間はコンピューターに勝てない」というレベルまで来ているようですね。
その現実にびっくりしました。
今回の藤井九段の対戦でも、終盤まで藤井八段の劣勢が続きましたが、対戦相手の永瀬九段のミス、これはう「AIがはじき出した最善手」とは違う差し手を指した途端、一気に形勢が逆転し、藤井八冠誕生のきっかけになりました。
当の永瀬九段も「あの時、あの手を指せば。。。」というコメントを出した手は、AIが弾き出した「最善手」だったのです。
結局、将棋の頂点を争う対戦でさえも「ヒューマンエラー」は起こりえり、それに比べ「コンピューターはどんな時も疲れを見せず、冷静に答えを弾き出す」という事がはっきりしました。
とにかくすごい時代になったものです。