高校野球関係者への提言

300px-hanshin_koshien_stadium_2007-19おはようございます。

珍しく先週の金曜日にブログを書くのをすっかり忘れてしまっていました。

申し訳ありません。

さぁ、8月も最終週。

がんばりましょう!!

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という所で、現在このブログを書いている最中には大勢は判明していないんですが、夏といえば高校野球

みなさんも年齢を重ねるごとに「お兄さんと思っていた高校球児がいつの間にかかわいい子供たちになっている」といった経験はございませんか?

そういったところにも、この高校野球と日本人との接点は昔から深い結びつきがあるように感じます。

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しかし、その中で私個人的に疑問点が一つ。

この炎天下、高校野球ではピッチャーの子に毎試合のような連投、また1試合あたりの完投を求めることが多々あります。

またマスコミもこれを美談と受け取っているのでしょうか、「〇〇クン、粘投180球!!」などとまるで良いことのように書きあげます。

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しかし、少しくらい野球経験のある方ならご存知かもしれませんが、連続して全力でボールを100球やら200球投げればもちろん肩や肘にかなりの負担をかけます。

それゆえに日本のプロ野球でも、投手は投げてから中6日空けるやら、メジャーリーグなどでは投手が9回を完投させるということはまったく美談でなく、1試合でも100球前後でマウンドから降ろさせる、などの徹底の仕様です。

プロやメジャーリーグの選手ですらそのようなのに、ましてや体の出来上がっていない高校生であり、さらに連日の猛暑の中での連投を促すというのは、けして懸命なものとは思えません。

たしかにプロに比べ技術的に劣る高校野球などは、投手の力が試合の半分以上を決める、と言われています。

それゆえに監督も、大事な試合を一番信頼する投手に任す、ましてや1度負けたらおしまいのトーナメント決戦。

1校にそんなにすぐれた投手が何人もいるわけではないですから、どうしても力のある投手1人に頼りがちになります。

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しかし、前途ある学生がこのような酷使をされて本当に良いのでしょうか?

プロ野球という、生活をかけての部分ではやむをえずという部分もありますし、また選手の自主性も重視されます。

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しかし高校生などは監督こそが神様であり、「まだ投げられるか?」と質問された選手が「もう投げられません」と言えるとでも思っているのでしょうか?

高校野球といえど、大元は「野球を通じて仲間との友情を育てる。 目標に向かって日々努力をする」などの学びの世界のはずで、前記のような投手の酷使をみると「勝利のためには高校生の肩や肘の負担など二の次」のような気がします。

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ずいぶん前、現ヤンキースの松井秀喜選手が高校時代に「全打席敬遠」というのを味わい試合の負け、その後、勝ったチームは倫理観やいろいろな面で物議をかもしました。

これについては、あくまで作戦であり、「勝つためにはやむなく行った行為であり、その後に起きた批判などのリスクも人生の勉強のうち」であると言えます。

しかし投手の投球酷使に対しては「勝つためにやむなく行った行為にしては身体的リスクが大きすぎる」と思っています。

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この流れは、なにかしらルール上で定めていかないと是正されないのではないでしょうか?

高校野球関連者の猛省を期待し、長めのブログを終わります。