プロ野球の横浜DeNAベイスターズが「アツいぜ!チケット」という商品を5月1日から6日限定で4000円で販売したそうです。
これは観客の満足度に応じて、試合に負ければ全額、試合に勝っても半額まで返金できるというチケット。
もちろん満足すればチケットの返金は求めなくても良いのですが。
さすが流行の先端をいくIT企業。
従来の商品とは一線を画したチケット商品なので注目していましたが、今回球団初の3連勝したにもかかわらず返金要求するファンが続出したそうです。
それまでの連敗中に対しての返金要求はまだしも、3連勝に関しての返金要求はどうしてでしょうか?
ニュースでのコメントを見ると「まだまだ満足していない」や「以前の連敗があったから」などの理由での返金要求の声が聞けました。
私個人的な意見で言うと、日本人の民度はここまで低下したのか・・・と悲しくなってきてしまいます。
あくまで個人的な想像の上でですが、これらの返金要求をしたファンは、もともとどんな結果であれ返金要求をしていたんではないか?と思われます。
理由はこじつけであって。
DeNA側でももう少しファンの性善な心に期待しての販売だと思いましたが、だんだんと日本人の心は性善説を唱えられるほどのモノではなくなってきたのだと感じました。
多少の不満はあろうとも連勝し、さらに試合自体も見れた訳です。
この結果について「不満足」というのは少しおかしいように思えます。
以前、デパート西友が牛肉の表記偽装をし「購入された方にはレシートがなくても返金します」としたところ、販売金額の何倍かの返金要求客が訪れた事がありました。
もちろん偽装表示に関しては怒りはありますが、それにたいする返金要求客の何人かは「買った事もないのに、返金を要求する」という考えられない人間です。
このニュースほどではないですが、今回の返金要求客にはその時と同じような「残念な気持ち」が生まれていました。
こういう案件はいつでも起こり得る可能性がありますが、私の周りにはそういう輩が存在しない事だけはせめてもの救いです。